猪肉といえば、ぼたん鍋。冬の味覚として知られていますが、それ以外の食べ方はあまり思い浮かばない、という方も多いと思います。
猪肉の魅力は、なんといっても脂です。甘みがあってコクがあり、煮ても焼いても美味しい。この脂を活かす料理を選べば、ぼたん鍋以外にも、家庭で作りやすい料理はたくさんあります。この記事では、猪肉の食べ方と、部位ごとに向く料理をご紹介します。

猪肉といえばぼたん鍋、ですよね。でもそれだけじゃもったいないんです。脂がおいしい猪肉、いろんな食べ方で楽しんでみてください。
猪肉は「脂を活かす」料理が向いている

猪肉は、脂身つきで100gあたり脂質19.8gと、しっかり脂ののった肉です。同じジビエでも、赤身中心の鹿肉とはまったく性格が違います。
この脂は、冷めると固まりやすいので、温かいうちに食べる料理が向いています。煮込むと脂の旨みがスープに溶け出し、焼くと香ばしさが立ちます。そして、どの料理でも、中心までしっかり火を通すことが基本です。厚生労働省は、中心部の温度が75℃で1分間以上、またはこれと同等以上の加熱を目安として示しています。
ぼたん鍋だけじゃない、猪肉の料理

| 料理 | 向く部位 | 美味しく作るコツ |
|---|---|---|
| ぼたん鍋 | ロース、肩ロース(薄切り) | 味噌仕立てが定番。煮すぎず、火が通ったら食べる |
| 角煮 | ばら | 下ゆでで余分な脂を落としてから、甘辛く煮込む |
| 生姜焼き | ロース、肩ロース(薄切り) | 豚肉と同じ要領で。脂の甘みと生姜がよく合う |
| 猪汁 | こま切れ、ばら | 豚汁の要領で、根菜と一緒に煮る |
| カレー・煮込み | もも、すね | 硬めの部位も、時間をかけるとやわらかくなる |
いちばん手軽なのは、生姜焼きや猪汁のように、いつもの豚肉料理の肉を猪肉に替えることです。豚は猪を家畜にした動物なので、豚肉の料理とは相性がいいと思います。そのうえで、猪肉ならではの脂の甘みと、しっかりした肉の味が楽しめます。

いつもの生姜焼きを猪肉に替えるだけ。それだけで、ちょっと特別な晩ごはんになるのがいいところなんですよね。
猪肉をソーセージで食べる

猪肉を、もっと気軽に食べる方法がソーセージです。実は僕たちも、2016年に初めてイベントに出店したとき、猪肉のケバブを出そうとして断念した経験があります。そこから、どんな部位でも活かせて、誰でも気軽に食べられるソーセージにたどり着きました。
定番の「猪プレーン」は、猪肉に、味つけはアンデス岩塩と砂糖だけ。粗挽きの肉となめらかに練った生地を半分ずつ合わせて、猪肉の脂の甘みがまっすぐに伝わるように作っています。スパイスの効いた味が好きなら、クミンとにんにくを効かせた「猪クミンとガーリック」もおすすめです。
下ごしらえはいらず、冷凍パックのまま湯煎して、焼き色をつけるだけ。猪肉を初めて食べる方にも、入り口にしやすい食べ方だと思います。

猪肉が初めてなら、ソーセージは入り口にぴったりだと思います。湯煎して焼くだけなので、気楽に試してみてください。
猪肉は、豚肉料理の延長で楽しめる

猪肉は、脂の甘みとコクを活かす料理が向いています。ぼたん鍋はもちろん、角煮、生姜焼き、猪汁、カレーと、いつもの豚肉料理の延長で、家庭でも気軽に作れます。
冬の特別な鍋だけでなく、ふだんの食卓にも猪肉を。一度その脂の甘さを知ると、きっと次の料理が楽しみになると思います。

- 猪肉はぼたん鍋以外にどんな食べ方がありますか?
- 角煮、生姜焼き、猪汁、カレーなど、豚肉料理と同じ要領で作れる料理がたくさんあります。脂の甘みを活かす料理が向いています。
- 猪肉の角煮を美味しく作るコツは?
- 下ゆでして余分な脂を落としてから、甘辛く煮込むのがコツです。
- 猪肉はどれくらい加熱すればいいですか?
- 厚生労働省は、中心部の温度が75℃で1分間以上、またはこれと同等以上の加熱を目安として示しています。
- 猪肉を手軽に食べる方法は?
- ソーセージなら下ごしらえがいらず、湯煎して焼くだけで食べられます。






















