業務用ソーセージの仕入れ|小ロットで仕入れたい飲食店の方へ

業務用ソーセージの仕入れ|小ロットで仕入れたい飲食店の方へ
業務用ソーセージの仕入れで見るべきは、単価ではなく、使いきったときの原価です。ロスや仕込みの手間まで含めた5つの勘所と、小ロットで仕入れたい飲食店の方に向けて、看板メニューの考え方までお話しします。よそで買えないから、看板になるという話です。

業務用の食材を仕入れるとき、まず見るのは単価だと思います。1kgいくら、1本いくら。見積もりを並べて、安いほうに丸をつける。

最初に言っておきたいのですが、お店の利益を決めているのは単価ではありません。使いきったときに、結局いくらかかったか。そこで決まります。

安く仕入れても、使いきれずに捨てれば、一皿あたりの原価は跳ね上がります。仕込みにスタッフの手が30分取られれば、その30分にも給料は発生しています。仕入れの良し悪しは、伝票の数字だけでは見えません。

……と、偉そうに書きましたが、これは僕たち自身が払ってきた授業料の話でもあります。僕は2016年、猟師仲間から仕入れた鹿や猪を解体・精肉して、飲食店に卸すところからドットコミュを始めました。そして今は、工房の隣で自分たちの飲食店も営んでいます。卸す側と、仕入れて出す側。両方をやってきた立場から、業務用ソーセージを仕入れるときの勘所をお話しします。

仕入れで見るべきは「単価」ではなく「使いきったときの原価」

食材の本当の原価は、仕入れた金額を、実際にお客さんに出せた量で割って初めてわかります。

たとえば、少しでも安い食材をまとめて仕入れたとします。思ったより出なかった週があって、残りを捨てることになった。この時点で、出した一皿あたりの原価は、見積もりのときに電卓で弾いた数字より確実に上がっています。

しかも、捨てるときにもお金はかかります。仕入れ代を一度払い、それを捨てるための手間と処分の費用で、もう一度払う。いわば「廃棄は二重払い」です。

創業したばかりの僕たちは、この二重払いを何度も繰り返しました。野生の鹿や猪は、いつ、どれだけ獲れるかが読めません。仕入れの見込みが立たないまま肉が入ってきて、売り先が見つからずに捨てる。せっかくの命を活かしきれない。その葛藤を、何度も味わいました。

そこで気づいたのが、ソーセージなら、どんな部位でも活かしきれるということです。僕たちがソーセージを作り始めた理由のひとつは、ロスを出さないためでした。ロスの痛さを知っているぶん、仕入れる側のお店にとって「ロスが出にくい」ことがどれだけ効くかは、よくわかっているつもりです。

業務用ソーセージを仕入れるときの5つの勘所

1. 試せる量から始められるか

新しいメニューが当たるかどうかは、出してみるまでわかりません。最初から大きなロットで仕入れるのは、まだ一度もお客さんに出していない商品に、先にお金を賭けるようなものです。

まずは少量で試して、スタッフで味を確かめ、お客さんの反応を見る。いけると判断してから量を増やす。順番としては、こちらのほうが圧倒的に安全です。少量から試せるかどうかは、仕入れ先を選ぶときの最初のチェックポイントになります。

2. 「待てる在庫」かどうか

冷蔵の食材は、仕入れた日から期限に向かって走り出します。雨で客足が落ちた週も、予約が急にキャンセルになった日も、待ってはくれません。

冷凍で長く保存できる食材は、お店の都合に合わせて待ってくれる在庫です。使う分だけ取り出せばいいので、出数に波があってもロスになりにくい。繁忙期やイベントに向けて、前もって積んでおくこともできます。

3. ピークの時間に、誰が作っても同じ一皿になるか

飲食店の売上は、ピークの時間帯にどれだけ回せるかで大きく変わります。そして、ピークに限って人が足りない。これはどのお店でも、だいたい同じだと思います。

だから見ておきたいのは、味だけではなく、オペレーションに乗るかどうかです。解凍の段取りが要るか。火入れに経験が要るか。ベテランが焼いても、入ったばかりのアルバイトが焼いても、同じ一皿が同じ時間で出せるか。手順がシンプルな食材ほど、ピークを支える戦力になります。

4. 納期と支払いが、お店のお金の流れに合っているか

急な団体予約が入ったときに、数日で届くかどうか。そして支払いのタイミングも、じわじわ効いてきます。仕入れのたびに先払いが続くと、売上が入る前に現金が出ていきます。月ごとにまとめて請求書で払えれば、お金の流れを読みやすくなります。

5. お客さんに語れる一皿になるか

最後は、やっぱり味と個性です。どこでも食べられるものは、どこでも食べられます。わざわざそのお店に足を運ぶ理由には、なりにくい。

使っている肉、スパイス、作り手の話。説明できる背景があるメニューは、スタッフがお客さんと話すきっかけになり、お店の記憶にも残ります。原材料を聞かれたときにきちんと答えられることも、お店の信頼につながります。

勘所 見落としたときに起きること ドットコミュの場合
試せる量から始められるか 反応を見る前に在庫を抱える 既存商品は1パックからお試し可能
待てる在庫かどうか 出数の波がそのままロスになる 急速冷凍、賞味期限は最長12ヶ月
ピークに同じ一皿を出せるか 人によって仕上がりや提供時間がぶれる 冷凍からそのまま、真空パックのまま湯煎で加熱できる
納期と支払いが合っているか 急な予約に間に合わない、先に現金が出ていく 最短2〜3日で出荷、月末締め・請求書払い
お客さんに語れる一皿になるか ほかの店ではなく、そのお店を選ぶ理由が弱くなる ジビエ肉や独自ブレンドのスパイスを使用

ドットコミュの業務用ソーセージを、この勘所に当てはめると

1パックから試せる

既存の商品であれば、1パックからお試しいただけます。まずはスタッフの皆さんで味を見て、お客さんの反応を確かめてから、本格的に取り入れるかどうかを決めてください。

冷凍でストックでき、賞味期限は最長12ヶ月

急速冷凍で鮮度と旨みを閉じ込めていて、賞味期限は最長12ヶ月です。使う分だけ取り出せるので、出数に波があってもロスを抑えられます。繁忙期やイベントに向けたストックにも向いています。

解凍いらず。真空パックのまま湯煎で提供できる

冷凍からそのまま加熱でき、真空パックのまま湯煎すれば、忙しい時間帯でもすぐに提供できます。手順がシンプルなので、ピークの時間帯にも回しやすい食材です。

最短2〜3日で出荷、月末締め・請求書払い

ご注文いただいた商品は、最短2〜3日で出荷できます(注文を受けてから製造が必要なオリジナル商品などは除きます)。お支払いは月末締めの請求書払いに対応しているので、継続してのお取引もスムーズです。

「ここでしか食べられない」一皿になる

狩猟で得たジビエ肉や地元の食材に、独自にブレンドしたスパイスを合わせています。肉のカットからミンチ、生地作り、腸詰めまですべて広島の工房で行い、これまでに40種類以上のソーセージを作ってきました。現在も、飲食店やホテル、カフェなど、さまざまな業態のお店で使っていただいています。

ドットコミュの業務用ソーセージ

まずは1パック、お店で試してみませんか?

冷凍でストックでき、真空パックのまま湯煎で提供できます。最短2〜3日で出荷、月末締め・請求書払いにも対応しています。

卸売・OEMのご案内を見る

「良いものを作れば売れる」は、半分しか正しくなかった

2024年、僕たちは製造を強化するために、工房の移転を計画していました。そのとき、投資家の方や「令和の虎」への出演を通して、核心を突かれる言葉を投げかけられました。

「そんだけ作って、売れるの?」

痛いところでした。美味しいソーセージを作ることには、ずっと本気で向き合ってきたつもりです。でも、良いものを作れば売れる、という前提だけでは足りなかった。良いものを、ちゃんとお客さんに届けるところまでやらないといけない。そう痛感した一年でした。

そして2026年2月、工房の隣に「.comm BURGER & HOTDOGS」をオープンしました。振り返れば2016年、最初のイベント出店でも、猪のケバブを出そうとして断念し、ホットドッグに切り替えています。売れるものを探して、試して、やり直す。商売の地味な繰り返しは、僕たちも毎日やっています。

ネットで何でも買える時代だからこそ、「旅先のお店で食べて美味しかった」「イベントで出会った」という体験は、人の記憶に強く残ります。僕たちにとって、ソーセージを使ってくださるお店の一皿は、いちばん信頼できる出会いの場です。そのお店が気持ちよく回るように支えることは、きれいごとではなく、僕たちの商売そのものです。

看板メニューは、よそで買えないから看板になる

もう一歩踏み込んで、お店だけのソーセージを作るという手もあります。

お店のコンセプトに合わせたオリジナルレシピや、地元の食材を使ったコラボ商品。よそでは手に入らない一品は、それだけでお店に来る理由になります。僕たちはこれまでも、飲食店やハーブ農家、チョコラティエなど、さまざまな方と一緒にソーセージを作ってきました。

オリジナル商品は、小ロットの20kgから対応しています。いきなり大きく作るのではなく、まずは試作から。オリジナルパッケージにも対応しています。ここでも、試せる量から始めるという勘所は同じです。

食材を売りたいのではなく、お店の一皿を一緒に回したい

業務用ソーセージは、単価ではなく、使いきったときの原価で選ぶ。そのうえで、試せる量から始められるか、待てる在庫か、ピークに同じ一皿を出せるか、納期と支払いが合っているか、お客さんに語れる一皿になるか。この5つを見ておけば、導入してからの「こんなはずじゃなかった」はかなり減らせます。

新しい食材をメニューに加えるのは、お店にとって小さくない決断です。だから、いきなり決めなくていいと思います。まずは1パック、試してみてください。卸売やオリジナル商品のご相談は、卸売・OEMのページのフォームから、お気軽にどうぞ。

業務用ソーセージは少量から仕入れられますか?
ドットコミュでは、既存の商品であれば1パックからお試しいただけます。オリジナル商品は、小ロットの20kgから対応しています。
注文してからどのくらいで届きますか?
ご注文いただいた商品は、最短2〜3日で出荷できます。注文を受けてから製造が必要なオリジナル商品などは除きます。
支払い方法は選べますか?
月末締め・請求書払いに対応しています。継続してのお取引もスムーズに導入いただけます。
業務用ソーセージの賞味期限と保存方法を教えてください
急速冷凍してお届けしており、賞味期限は最長12ヶ月です。冷凍で保存し、使う分だけ取り出してお使いください。冷凍からそのまま加熱でき、真空パックのまま湯煎して提供できます。
お店オリジナルのソーセージを作ってもらえますか?
お店のコンセプトに合わせたオリジナルレシピやコラボ商品の開発に対応しています。小ロットの20kgから試作が可能で、オリジナルパッケージにも対応しています。

記事を書いた人

中山 浩彰

中山 浩彰ドットコミュ店主

ドットコミュ代表/ソーセージクリエイター。1985年、福井県福井市生まれ。「人にもわんこにも、同じ真剣さで作ったごはんを」を信条に、素材と製法に一切妥協しない無添加の手作りソーセージを日々作り続けている。