狩猟に興味がある。畑を荒らす鹿や猪をなんとかしたい。自分で獲った肉を食べてみたい。狩猟を始めたい理由は人それぞれですが、最初の一歩は同じです。狩猟免許を取ることです。
この記事では、狩猟免許の種類と試験の内容、免許を取ったあとに必要な手続き、狩猟を始めるまでの流れをまとめます。
僕が狩猟を始めたのは2013年、26歳で結婚したのと同じころでした。誘われて始めた狩猟でしたが、初めて自分で獲った鹿を捌いて食べたときの「めちゃくちゃうまい…!」という衝撃が、いまのソーセージ作りにつながっています。

狩猟に興味がある、という方が増えているのはうれしいことです。始めるまでの流れ、できるだけわかりやすくまとめました。
狩猟免許は4種類

狩猟免許は、使う猟具によって4つに分かれています。やりたい猟に合わせて、取る免許を選びます。
| 免許の種類 | 使える猟具 | 受験できる年齢 |
|---|---|---|
| 網猟免許 | 網 | 満18歳以上 |
| わな猟免許 | くくりわな、箱わななど | 満18歳以上 |
| 第一種銃猟免許 | 装薬銃(散弾銃・ライフル銃)、空気銃 | 満20歳以上 |
| 第二種銃猟免許 | 空気銃 | 満20歳以上 |
鹿や猪を獲るなら、わな猟か第一種銃猟が中心になります。とくにわな猟は、畑の近くで鹿や猪の被害に困っている方が取ることも多い免許です。免許の有効期間は3年で、続けるには更新の手続きが必要です。
試験の内容と、免許を取るまでの流れ

狩猟免許の試験は、住んでいる都道府県で行われます。試験は、狩猟や鳥獣の法律についての知識試験、視力や聴力などを確かめる適性試験、猟具の扱いや鳥獣の見分けを確かめる技能試験の3つです。
試験の日程は都道府県ごとに決まっていて、年に数回ということが多いようです。試験の前に、猟友会などが開く講習会に参加すると、技能試験の練習もできます。受験手数料や講習会の費用は都道府県や免許の種類によって違うので、住んでいる都道府県の案内を確かめてください。
銃を使うなら、銃の所持許可も
銃猟免許を取っても、それだけで銃を持つことはできません。猟銃や空気銃を持つには、警察で所持許可を受ける必要があります。講習や審査などがあり、狩猟免許とは別に時間がかかります。

銃のほうは、狩猟免許とは別に時間がかかるんですよね。焦らず、ひとつずつ進めていけば大丈夫です。
免許のあとに必要なこと

狩猟者登録
免許を取っただけでは、まだ狩猟はできません。狩猟をする都道府県に、狩猟をする年ごとに「狩猟者登録」をして、狩猟税を納めます。
狩猟期間を守る
狩猟ができる期間は、原則として11月15日から翌年の2月15日まで(北海道は10月1日から翌年1月31日まで)です。鹿や猪は、都道府県によって期間が延長されていることもあります。狩猟期間の外に被害を防ぐための捕獲をするには、市町村などの許可が必要です。
獲ったあとのことを考えておく
獲った鹿や猪をどうするかも、始める前に考えておきたいことです。肉として食べるなら、すぐに血を抜き、体を冷やし、衛生的に解体する必要があります。販売するなら、食肉処理業の許可を受けた施設での処理が必要です。最初は、経験のある猟師さんに教わりながら覚えていくのがいちばんの近道です。

僕が狩猟を始めたのは2013年でした。初めて自分で獲った鹿を食べたときの「めちゃくちゃうまい…」が、今の仕事の原点です。
猟師が獲った山の肉を、味わってみませんか?
広島県東広島で、狩猟をしていた頃からの仲間の猟師さんが罠で獲った猪や鹿を、ソーセージにしています。冷凍パックのまま湯煎するだけで食べられます。
ソーセージを見る獲った命を、どう活かすか

初めて鹿を獲ったとき、僕は「この肉が、駆除されて捨てられているなんて」と思いました。獲った命を、食べものとして最後まで活かしたい。その思いが、ドットコミュの出発点です。
いま僕たちのソーセージに使う猪や鹿は、僕が狩猟をしていた頃からの仲間の猟師さんから仕入れています。罠猟で捕獲したあと、確実にナイフで血抜きを行い、速やかに衛生的な施設に運び込んで処理してくれています。狩猟は、獲るところで終わりではなく、食卓に届くまでがひとつながりなのだと思います。
狩猟免許は、その入り口です。興味を持った方は、まず住んでいる都道府県の案内を調べるところから始めてみてください。

- 狩猟免許にはどんな種類がありますか?
- 網猟免許、わな猟免許、第一種銃猟免許、第二種銃猟免許の4種類があります。使う猟具によって必要な免許が違います。
- 狩猟免許は何歳から取れますか?
- 網猟とわな猟は満18歳以上、第一種・第二種の銃猟は満20歳以上で受験できます。
- 狩猟免許を取ればすぐに狩猟できますか?
- 免許のほかに、狩猟をする都道府県での狩猟者登録と狩猟税の納付が必要です。銃を使う場合は、警察での所持許可も別に必要です。
- 狩猟ができる期間はいつですか?
- 原則として11月15日から翌年2月15日まで(北海道は10月1日から翌年1月31日まで)です。都道府県によって延長されていることがあります。






















