アレルギー表示の見方|特定原材料と「一部に〜を含む」

イカスミとマカの黒いソーセージ10パック
食品のアレルギー表示には、表示が義務の「特定原材料」8品目と、表示がすすめられている20品目があります。品目の一覧、「一部に〜を含む」の読み方、個別表示と一括表示の違い、表示の対象にならないものまで、ソーセージの実際の表示を例にまとめました。

家族に食物アレルギーがあると、買い物のたびにパッケージの裏を確かめることになります。小さな文字の中から、アレルギーに関わる原材料を探す。慣れていても、見落としが怖い作業です。

食品のアレルギー表示には、決まったルールがあります。どの品目が表示の対象なのか、どこにどう書かれているのかを知っておくと、確かめる時間が短くなります。この記事では、アレルギー表示の見方を、ソーセージの実際の表示を例にまとめます。

ドットコミュ鹿さん 中山浩彰

アレルギーの確認って、毎回ちょっと緊張しますよね。少しでもその時間が短くなるように、読み方のコツをまとめてみました。

表示が義務の8品目と、すすめられている20品目

味違いのソーセージ3種類の真空パック

容器包装に入った加工食品では、食物アレルギーを起こしやすい品目の表示が決められています。

区分 品目
特定原材料(表示が義務)8品目 えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
特定原材料に準ずるもの(表示がすすめられている)20品目 アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

くるみは2023年に特定原材料に加わりました。また、2024年には、表示がすすめられている品目にマカダミアナッツが加わり、まつたけが外れています。品目は見直されることがあるので、最新の情報は消費者庁の案内で確かめてください。

注意したいのは、20品目のほうは「表示がすすめられている」ものだということです。義務ではないので、表示がないからといって、含まれていないとは限りません。

関連コラム 原材料表示の読み方|スラッシュの後ろを見れば分かること

「一部に〜を含む」の読み方

手に持ったクミンとガーリックのソーセージパック

アレルギーの表示のしかたには、2つの方法があります。

個別表示

原材料ごとに、「マヨネーズ(卵を含む)」のように、かっこで書く方法です。どの原材料にアレルゲンが含まれているかがわかります。

一括表示

原材料名の最後に、「(一部に卵・乳成分・小麦を含む)」のように、まとめて書く方法です。含まれているアレルゲンを一か所で確かめられます。

僕たちのソーセージの表示で見てみます。モッツァレラチーズを詰めた「猪モッツァレラチーズ」の原材料名の最後には、「(一部に乳成分・豚肉を含む)」と書いています。飲食店向けのホットドッグ用のソーセージなら、「(一部に豚肉・鶏肉を含む)」です。どのソーセージも、アレルゲンの情報をパッケージと商品ページに載せています。

ドットコミュ鹿さん 中山浩彰

モッツァレラ入りみたいな変わり種ほど、表示はしっかり見てほしいところです。そのぶん僕たちも、パッケージと商品ページにきっちり書いています。

目玉焼きと葉物を添えた焼きソーセージ2本

原材料とアレルゲンを、商品ページで確かめられます

広島で獲れた猪や鹿、国産の豚や鶏で作ったソーセージです。どの商品も、原材料名とアレルゲンの情報を商品ページに載せています。

ソーセージを見る

表示の対象にならないもの

厨房で機械を使って仕込みをするエプロン姿の男性

アレルギー表示のルールは、容器包装に入った加工食品が対象です。お店でその場で調理して出す料理や、外食のメニュー、店内で作って量り売りするものなどは、表示の義務の対象外です。気になるときは、お店の人に直接聞いてください。

また、「本品製造工場では、〜を含む製品を製造しています」といった表示を見かけることがあります。これは、作る過程で混じる可能性を知らせるための任意の注意書きで、義務の表示とは別のものです。

アレルギーのある方が、どの食品なら食べてよいかは、症状によって違います。判断に迷うときは、医師に相談し、表示でわからないことは販売者に問い合わせるのが確実です。

ドットコミュ鹿さん 中山浩彰

表示でわからないことは、遠慮なく作り手に聞いちゃってください。僕たちも、聞いてもらえるほうが安心だったりします。

関連コラム 犬の食物アレルギーと新奇たんぱく|鹿肉が選ばれる理由

表示を知ることが、確かめる時間を短くする

赤いラベルの透明パックに入った淡いピンク色のソーセージ

アレルギー表示には、義務の8品目と、すすめられている20品目があります。原材料ごとのかっこ書きか、最後の「一部に〜を含む」で確かめられます。そして、20品目は義務ではないこと、外食などは対象外であることも知っておくと安心です。

毎日の買い物で表示を確かめる時間が、少しでも短く、確かなものになりますように。作る側として、僕たちもわかりやすい表示を心がけていきます。

ソーセージを試食する男性2人

アレルギー表示が義務の食品は何ですか?
特定原材料として、えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生の8品目の表示が義務づけられています。
「一部に〜を含む」とはどういう意味ですか?
原材料全体に含まれるアレルゲンを、原材料名の最後にまとめて書く一括表示です。含まれるアレルゲンを一か所で確かめられます。
表示がなければアレルゲンは含まれていませんか?
表示がすすめられている20品目は義務ではないため、表示がないからといって含まれていないとは限りません。気になるときは販売者に問い合わせてください。
外食のメニューにもアレルギー表示の義務はありますか?
アレルギー表示の義務は、容器包装に入った加工食品が対象です。外食や店内で調理して出す料理は対象外なので、お店の人に直接確認してください。

オススメの商品

記事を書いた人

中山 浩彰

中山 浩彰ドットコミュ店主

ドットコミュ代表/ソーセージクリエイター。1985年、福井県福井市生まれ。「人にもわんこにも、同じ真剣さで作ったごはんを」を信条に、素材と製法に一切妥協しない無添加の手作りソーセージを日々作り続けている。

タグ
猪プレーン この記事でオススメの商品 猪プレーン 詳しく見る