カフェのフードメニューを増やすときに見るべきは、原価率ではありません。ドリンクを作る手を止めずに出せるかどうかです。
カフェの主役は、やはりドリンクです。コーヒーを淹れる手が、フードの調理に取られて止まる。その間にレジに列ができる。フードを増やしたのに、かえって売上が落ちた、という話は珍しくありません。
僕たちは広島でソーセージを作りながら、2026年2月からは工房の隣でバーガーとホットドッグの店も営んでいます。製造と飲食の両方をやっているからこそ感じる、小さな厨房で回るフードの考え方をお話しします。

フードを増やすって、お店にとってはけっこう大きな決断ですよね。作る側と出す側、両方やっている僕たちなりの考えをお話しします。
小さな厨房で回るフードの条件

| 条件 | 見るところ | 外すと起きること |
|---|---|---|
| ドリンクの手を止めない | 調理中に目を離せるか、仕上げが1〜2分で済むか | ピークにドリンクが遅れ、列が伸びる |
| 仕込みが少ない | 開店前の準備に何分かかるか | 人件費が膨らむ、休みの日も仕込みが必要になる |
| ロスが出にくい | 冷凍で持てるか、使う分だけ出せるか | 出ない日の食材が、そのまま廃棄になる |
| 見た目で選ばれる | 写真やショーケースで伝わるか | メニューに載っていても、注文されない |
この4つを満たす一皿を、ここでは「片手で出せる一皿」と呼んでおきます。温めて、盛りつけて、渡すまでが片手間で済む。カフェのフードは、これがいちばん強いと思います。
ソーセージで作る、カフェの一皿

ソーセージは、「片手で出せる一皿」の条件にとても合う食材です。作り手の側で仕込みが済んでいて、温めて焼き色をつけるだけで主役になります。
ホットドッグ
パンに挟むだけの、いちばん手早い一皿です。トッピングを2〜3種類用意すれば、メニューに変化も出せます。
モーニングのプレート
トーストや目玉焼きにソーセージを添えるだけで、朝のプレートになります。僕たちの店でも、トーストと目玉焼きとソーセージの「トーストセット」を朝の定番にしています。
おつまみの一皿
夕方以降にお酒を出すカフェなら、焼いたソーセージに粒マスタードとピクルスを添えるだけで、ビールやワインに合うおつまみになります。

ホットドッグは、僕たちが2016年からイベント出店で焼いてきた一品です。焼いて挟むだけなのに、ちゃんと主役になってくれるんですよね。
カフェのフードに、語れるソーセージを
広島県産のジビエや独自ブレンドのスパイスを使ったソーセージを、1パックから卸しています。真空パックのまま湯煎して、焼き色をつけるだけで出せます。
卸売・OEMの窓口を見る作る側と出す側、両方をやってわかったこと

僕たちは、もともとソーセージを作る側でした。工房の隣に店を開いて、出す側に立ってみて、仕込みやロス、ピークの時間の回し方に、あらためて向き合うことになりました。製造業でありながら飲食店の顔も持つからこそ、「味に妥協はしたくない、でも手間は最小限にしたい」という現場のジレンマを、身をもって感じています。
僕たちのソーセージは、冷凍からそのまま加熱できて、真空パックのまま湯煎すれば、すぐに出せます。賞味期限は最長12ヶ月なので、出数に波があってもロスになりにくい。既存の商品なら1パックからお試しでき、最短2〜3日で出荷、月末締めの請求書払いにも対応しています。まず味を見たいお店には、猪・鹿・豚のソーセージを集めた卸売サンプルのセットも用意しています。
取扱店の中には、コーヒースタンドやカフェもあります。カフェのフードに、背景を語れるソーセージを。ドリンクと同じくらい「ここでしか食べられない」一皿が、お店の記憶を強くしてくれると思います。

ドリンクと一緒に、背景まで語れる一皿があるとうれしいですよね。お店の「ここでしか」を、一緒に作れたら楽しいなと思っています。
フードは、ドリンクの味方になる一皿を

カフェのフードメニューは、ドリンクの手を止めず、仕込みが少なく、ロスが出にくく、見た目で選ばれるものが強い一皿です。ソーセージのように、作り手の側で仕込みが済んでいる食材を使えば、小さな厨房でも無理なくフードを増やせます。
メニューの組み立てに迷ったら、気軽に相談してください。お店の一皿が回る形を、一緒に考えます。

- カフェのフードメニューを増やすときのポイントは?
- ドリンクを作る手を止めずに出せること、仕込みが少ないこと、ロスが出にくいこと、見た目で選ばれることが大切です。
- 小さな厨房でも出せるフードは?
- ホットドッグやモーニングのプレートなど、温めて盛りつけるだけで出せる一皿が向いています。仕込み済みのソーセージは、その主役になります。
- 業務用ソーセージは少量から仕入れられますか?
- 既存商品なら1パックからお試しいただけます。最短2〜3日で出荷し、月末締め・請求書払いにも対応しています。
- 冷凍ソーセージはどうやって提供しますか?
- 冷凍からそのまま加熱でき、真空パックのまま湯煎して、焼き色をつけるだけで提供できます。




















