ラム肉の栄養と特徴|羊肉は脂が少ないって本当?

刻んだ緑色の具材が混ざったソーセージの肉だね
ラム肉は「脂が少ない」と言われますが、実際は部位によって大きく違います。日本食品標準成分表の数値で、ラムのもも・かた・ロース、マトン、牛・豚を並べ、ラムとマトンの違い、羊肉の味の特徴、羊肉100%で作ったソーセージの成分までまとめました。

ラム肉は、ヘルシーな肉としてよく紹介されます。脂が少ない、たんぱく質が多い。そんなイメージを持っている方も多いと思います。けれど、実際の数字を見ると、少し印象が変わるかもしれません。

ラム肉の脂の量は、部位によって大きく違います。この記事では、日本食品標準成分表の数値でラム肉の栄養を見ながら、ラムとマトンの違い、羊肉の味の特徴、そして羊肉100%で作ったソーセージのことまでお話しします。

ドットコミュ鹿さん 中山浩彰

ラム肉って、ちょっとクセがありそう、と思われがちですよね。数字で見ると、印象がけっこう変わるかもしれません。

ラム肉の栄養を、部位ごとに見る

挽肉に刻み葉と紫色の花を加えた肉だね

文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から、生の肉100gあたりの数値を並べました。比べやすいように、牛もも肉と豚ロースも入れています。

肉(生100gあたり) エネルギー たんぱく質 脂質
ラム ロース(皮下脂肪なし) 128kcal 22.3g 5.2g
ラム もも(脂身つき) 164kcal 20.0g 12.0g
ラム かた(脂身つき) 214kcal 17.1g 17.1g
マトン もも(脂身つき) 205kcal 18.8g 15.3g
牛もも(皮下脂肪なし) 169kcal 20.5g 9.9g
豚ロース(脂身つき) 248kcal 19.3g 19.2g

脂を落としたラムのロースは128kcal、脂質5.2gと、赤身の肉らしい数字です。一方、脂身つきのかたは214kcal、脂質17.1gと、しっかり脂があります。ラムのもも(脂身つき)は、牛もも(皮下脂肪なし)とほぼ同じくらいです。

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「脂が少ない」は、部位と脂身しだい

ソーセージ材料として並べた葉野菜と紫色の花

表を見ると、「ラム肉は脂が少ない」は、半分正解で半分は条件つき、ということがわかります。脂身を落とした部位は脂が少なく、たんぱく質も多い。けれど、脂身つきの部位は、ほかの肉と同じように脂があります。

ジンギスカンのように、脂身つきの薄切りを焼くと、脂が落ちて軽く感じることもあります。脂質を控えたいなら、ロースやももを選んで、脂身を少し落として使うのがおすすめです。

鉄も、ラムのももで100gあたり2.0mgと、牛もも(1.3mg)より多めです。赤身の色がしっかりしている肉らしい数字です。

ドットコミュ鹿さん 中山浩彰

脂を少し落とすだけで、ラムはぐっと軽くなりますよね。赤身の味がしっかりしているので、食べごたえはちゃんと残ります。

ラムとマトン、味の違い

ひき肉とパクチーを混ぜるスタッフ

羊肉は、年齢によって呼び方が変わります。おおむね生後1年未満の子羊の肉が「ラム」、それ以上の羊の肉が「マトン」です。

ラムはやわらかく、香りがおだやかで、羊肉が初めての方にも食べやすい肉です。マトンは肉質がしっかりしていて、羊肉らしい香りが強くなります。この香りが苦手という方もいれば、それが好きという方もいます。

羊肉の香りは、スパイスととても相性がいいのが特徴です。クミンや胡椒、山椒のような香りの強いスパイスと合わせると、羊肉の個性が美味しさに変わります。僕たちの店でも、「スパイス羊」というおつまみをメニューに入れてきました。

目玉焼きと葉物を添えた焼きソーセージ2本

羊肉100%のソーセージ、試してみませんか?

豚脂を使わず、羊肉だけで作ったソーセージです。1パック110gでたんぱく質21.2g。冷凍パックのまま湯煎して、焼き色をつけるだけで食べられます。

羊ティムールペッパーを見る

羊肉100%で作った、ソーセージ

ミキサーボウルのひき肉に、刻んだフレッシュハーブを加えたところ

僕たちの「羊ティムールペッパー」は、オーストラリア産の羊肉100%で作っているソーセージです。ほかの多くのソーセージのように豚脂を合わせることはせず、羊肉だけで仕上げています。

成分は、1パック110gあたり174kcal、たんぱく質21.2g、脂質12.7g。僕たちの定番のソーセージの中では、たんぱく質がいちばん多く、脂質がいちばん少ない一本です。

味つけに使っているティムールペッパーは、柑橘のようなさわやかな香りのある、山椒の仲間のスパイスです。羊肉の香りに、さわやかな香りを重ねて、羊肉が初めての方にも食べやすい味にしています。

ドットコミュ鹿さん 中山浩彰

羊肉が初めての方にこそ、食べてほしい一本です。ティムールペッパーのさわやかな香り、けっこうクセになりますよ。

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ラム肉は、部位を選べば頼れる赤身の肉

練り上がったソーセージの生地のアップ

ラム肉は、脂を落としたロースやももを選べば、たんぱく質が多く、脂の少ない赤身の肉です。脂身つきの部位は、ほかの肉と同じように脂があるので、「羊肉だから脂が少ない」とひとくくりにせず、部位で選ぶのがコツです。

香りの強さが気になる方は、やわらかいラムから、スパイスと合わせて。いつもの肉のローテーションに、羊肉をひとつ加えてみてください。

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店内で親指を立てて笑う男性2人

ラム肉は脂が少ないですか?
部位によって大きく違います。ラムのロース(皮下脂肪なし)は100gあたり脂質5.2gと少なめですが、かた(脂身つき)は17.1gあります(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)。
ラム肉のたんぱく質はどれくらいですか?
生100gあたりで、ロース(皮下脂肪なし)22.3g、もも(脂身つき)20.0gです。
ラムとマトンの違いは何ですか?
おおむね生後1年未満の子羊の肉がラム、それ以上の羊の肉がマトンです。ラムはやわらかく香りがおだやかで、マトンは羊肉らしい香りが強めです。
羊肉のソーセージはありますか?
ドットコミュの羊ティムールペッパーは、オーストラリア産の羊肉100%で、豚脂を使わずに作っています。1パック110gあたりたんぱく質21.2g、脂質12.7gです。

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記事を書いた人

中山 浩彰

中山 浩彰ドットコミュ店主

ドットコミュ代表/ソーセージクリエイター。1985年、福井県福井市生まれ。「人にもわんこにも、同じ真剣さで作ったごはんを」を信条に、素材と製法に一切妥協しない無添加の手作りソーセージを日々作り続けている。

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