忙しい日の冷凍食品は、本当に助かる存在です。けれど、どこかで「冷凍食品ばかりだと体に悪いのでは」「保存料がたくさん入っているのでは」と、少し後ろめたさを感じている方もいると思います。
先にお伝えすると、冷凍食品には、基本的に保存料が必要ありません。冷凍そのものが、いちばん強力な保存の方法だからです。
僕たちは、添加物を使わずに作ったソーセージを、冷凍でお届けしています。この記事では、冷凍食品と保存料の関係、「体に悪い」と言われる理由の分け方、そして家庭で冷凍食品の品質を保つコツをお話しします。
冷凍食品に、保存料は基本的に必要ない

食べものが傷むのは、主に細菌やカビが増えるからです。細菌は、温度が低くなるほど増えるのがゆっくりになり、-15℃以下では増えることができなくなります。
冷凍食品は、-18℃以下で保存されます。この温度では細菌が増えないので、保存料で細菌を抑える必要がありません。日本冷凍食品協会の基準では、冷凍食品に保存料を使うことを禁止しています。
「長持ちする=保存料がたくさん入っている」と思われがちですが、冷凍食品の場合は、長持ちの理由は温度にあります。
冷凍食品の4つの条件

日本冷凍食品協会は、冷凍食品を次のような食品と定めています。
| 条件 | 内容 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 前処理 | 下ごしらえや加熱など、食べやすくする処理をしてある | 家庭での手間を減らす |
| 急速凍結 | 品質が変わりやすい温度帯を、おおむね30分以内で通過させる | 氷の結晶を小さくして、食感や味を保つ |
| 包装 | 包装されて販売される | 乾燥や汚れ、においの移りを防ぐ |
| -18℃以下で保存 | 製造から販売まで、-18℃以下に保つ | 細菌を増やさず、品質も保つ |
ちなみに、食品衛生法で決められている冷凍食品の保存温度は-15℃以下です。-15℃でも細菌は増えませんが、風味や食感を保つために、業界や国際的な規格では-18℃以下が基準になっています。
「体に悪い」と言われる理由を、分けて考える

「冷凍食品は体に悪い」と言われるとき、実はいくつかの話が混ざっていることが多いと思います。
冷凍すること自体
冷凍は、食べものを低い温度で止めておく方法です。急速冷凍された食品は、栄養の損失も比較的少ないとされています。冷凍すること自体が、体に悪いわけではありません。
調理済みの食品の中身
から揚げやパスタ、お弁当のおかずのような調理済みの冷凍食品は、味つけのための調味料や、食感を作るための添加物が使われていることがあります。これは冷凍だからではなく、調理済みの加工食品だから、という話です。気になるときは、ほかの加工食品と同じように、原材料表示を見て選べます。
食事のかたより
毎食同じようなものばかりになると、栄養がかたよることがあります。これも冷凍食品に限った話ではありません。野菜を一品足すなど、組み合わせで調整すれば十分です。
冷凍は、細菌を「止める」けれど「なくす」わけではない

ひとつ覚えておきたいのは、冷凍は細菌の増殖を止めるだけで、細菌をなくすわけではない、ということです。解凍すれば、細菌はまた増え始めます。
そのため冷凍食品には、凍らせる前に加熱してあるかどうか、食べるときに加熱が必要かどうかが表示されています。「加熱してお召し上がりください」と書かれているものは、必ず中までしっかり加熱してください。
僕たちのソーセージも、加熱していない生のソーセージを急速冷凍し、真空パックでお届けしています。食べる前には、冷凍パックのまま沸騰直前のお湯で湯煎して、中までしっかり火を通していただきます。添加物を使わない代わりに、冷凍と加熱で安全を守る作り方です。
家庭で冷凍食品の品質を保つコツ

冷凍食品の品質は、お店から家に持ち帰ったあとの扱いでも変わります。
買ったらすぐ冷凍庫へ
買い物の最後にかごに入れ、家に着いたら真っ先に冷凍庫へ。溶けかけて再び凍ると、氷の結晶が大きくなって、食感や味が落ちてしまいます。
冷凍庫の開け閉めを減らす
扉を開けるたびに、冷凍庫の中の温度は上がります。何がどこにあるかを決めておくと、開けている時間を短くできます。
開封したら空気に触れさせない
袋の口が開いたままだと、表面が乾いて「冷凍焼け」を起こします。使いかけのものは、空気を抜いて口を閉じておきます。
僕たちのソーセージは1パックずつ真空パックになっているので、使う分だけ取り出して、残りはそのまま冷凍庫に置いておけます。冷凍だから、いつでも本格の味そのまま。忙しい平日にも、頼れるストックになります。
冷凍食品は、後ろめたく思わなくていい

冷凍食品は、-18℃以下で細菌を増やさずに保つ食品で、保存料は基本的に必要ありません。「体に悪い」と言われるときは、冷凍そのものの話なのか、調理済み食品の中身の話なのかを分けて考えると、選び方が見えてきます。
冷凍食品は、忙しい毎日を支える、よくできた仕組みです。原材料表示を見て、加熱の表示を守って、上手に頼ってください。
- 冷凍食品には保存料が入っていますか?
- 冷凍食品は-18℃以下で保存され、この温度では細菌が増えないため、保存料は基本的に必要ありません。日本冷凍食品協会の基準では、冷凍食品への保存料の使用を禁止しています。
- 冷凍すれば細菌は死にますか?
- 冷凍は細菌が増えるのを止めるだけで、細菌をなくすわけではありません。解凍後は、表示にしたがって加熱してください。
- 冷凍食品の保存温度は何度ですか?
- 食品衛生法の保存基準は-15℃以下ですが、品質を保つため、業界や国際的な規格では-18℃以下が基準になっています。
- 冷凍食品は体に悪いのですか?
- 冷凍すること自体が体に悪いわけではありません。調理済みの冷凍食品は味つけなどに添加物が使われていることがあるため、気になるときは原材料表示を見て選ぶのがおすすめです。











