先週末は飲食経営塾の講座に参加するため、3日間の東京滞在。ついてで色んなお店を食べ歩き、飲食店経営者の方々ともたくさん会ってきました。
ドットコミュが飲食店舗を併設するにあたり、自分の中で決めていたこと。それは、「これから先成長していくために、これまでのやり方を手放してみる」ということ。
これまで自分を手放すのは、新しい考えや思想を取り込むチャンスでもありながら、必ずしも心地いいことばかりではなく。
「自分はこういう人間だから」「この枠組みの中でやっていく」という快適なゾーンから一歩踏み出すわけですから、当然ながら葛藤や悩みも今まで以上に増えていく。
「製造とテイクアウトだけだった頃は、シンプルでよかったなあ」正直そんな風に思うことも、なくはない(笑)
そんななかで色んな人にアドバイスを求めていると、容赦のない意見がバンバン飛んできます。僕自身にはこれまで辿ってきたルーツやこだわりがあるわけですが、外から見ればそんなの関係ない。
「いや中山さん、鉄板焼きでしょ。広島といえばお好み焼きと牡蠣なんだから、鉄板焼きやったらいいじゃないですか。サイドメニューとして美味しいソーセージがあって、その中で知ってもらえばいい」
これには一番ショックを受けましたね。笑
今回の移動では広島空港を使ったのですが、やっぱりもみじ饅頭とお好み焼きなんですよね。人が集まっているのは。あとロイヤルホスト(笑)
そして機内の案内映像にはポケモン。そりゃそうですよね。空港という人の出入り口に集まる旅行者や観光客。その人達が求めるものから逆算すれば、「お好み焼き・もみじ饅頭・牡蠣・ポケモン」が正解になる。
「中山さんは、店舗も見せ方もおしゃれだし、そのセンスで鉄板焼きをやればいいのに」頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。

まあすぐに鉄板焼をやるかどうかはさておき、笑
そんな流れで広島へ戻り、翌日は恒例の木曜日クラス。練習後、これまた飲食経営の仲間と東京での話をしていたところ、今度はバーガーの話題に。
「やっぱり鹿さんはバーガーとホットドッグじゃない? もっとバーガーを研ぎ澄ましたほうがいいよ」
「ジビエ以外の牛のバーガーもやればいいのに」
そう!それは今、ちょうど牛のバーガーをやろうと動いていたんです。現在は広島県産の鹿肉を使ったスマッシュバーガーですから、それと釣り合うテーマで行けば広島県産の和牛でスマッシュしようと。
そのことを話すと、返ってきたのはまたしても予想外の言葉。
「いや、じゃなくて普通の和牛でいいんですよ」
またしても衝撃。
「〇〇産の〇〇牛、なんてやったら、また間口が狭くなりますよ。そもそも観音町というあの立地でやっているのに、わざわざ間口を狭めてどうするんですか」
言われてハッとさせられました。

「あの立地で、そんなニッチなことを」
東京のような何万人も人がいる場所なら、ニッチなこだわりを突き詰めてもある程度の母数を集められるかもしれない。けれど、観音町という場所で、さらに自分で間口を狭めるようなことをしていたんじゃないか。
事業を始めて何回立ち戻るんだここに。
人それぞれが持つこだわりは、個性であり武器にもなり得るが、間口を狭くする枷にもなると。
言われないと、自分ではなかなか分からないものですね。
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