ジビエ肉を仕入れること。

昨日、ジビエ肉の仕入先である「東広島ジビエセンター」さんへご挨拶に行ってきました。

ご存知の通り、うちのソーセージの多くはジビエを使用しています。もともと僕が猟をしていた頃、知人の紹介で健太郎さんと出会い、そこで色々と教えてもらったのがすべての始まり。

（画像は2014年12月）

今も変わらず、健太郎さんは毎回現場へ足を運び、わなにかかった個体をナイフで仕留めています。おそらく全国の多くのジビエ食肉処理場は、ハンターが持ち込んだ肉を処理する形ですが。その場合どうしても「仕留め方」や「処理までの時間」で品質にバラつきが出る。

その点、ジビエセンターは毎回現場まで回収に行く。だからこそ安定して高品質なものを供給できています。その分めちゃくちゃ大変なんですけどね。

今も僕が使っているジビエは、そんな健太郎さんが仕留めてくれたものばかり。加工品は素材ありき。だからこそ、安心して製造に向き合える。

創業当初の10年前は、毎回僕自身が東広島の豊栄まで仕入れに行っていました。朝5時半に家を出て、一緒に皮を剥いで、枝肉にしてから観音へ持ち帰る。片道1時間半の道のり。

しかもジビエに仕入れのタイミングなんてないので、「今日たくさん獲れたで」と連絡があれば毎回飛んで行く。多いときは連日。平均して週3日はそんな生活だったんじゃないかな。「え！？昨日仕入れたばかりなのに！？」みたいな（笑）

その後、ドットコミュは肉の販売から惣菜・ソーセージへとシフト。仕入れも枝肉から端材に特化していく。仕入れ方も物流もそれなりに変わっていきました。

それと同時に、健太郎さんのところへ足を運ぶ頻度も減ってしまいます。もしかしたら"通いすぎた創業当初の揺り戻し"なのかもしれません（笑）それでも「たまには顔を出したいな」とずっと思っていました。

年始の挨拶に伺います、と言ってから早11ヶ月。

その間「お前いつ来るんや！」を3回ほど言われましたが、何とか2025年内、間に合いました（笑）

健太郎さん、いつもありがとうございます！
またすぐ年末の挨拶に伺いますね（笑）