「小さな成功体験を積み重ねろ」という言葉がある。自信や実績にもなるし、次への活力にもなる。それは間違いない。
うまくいく瞬間というのは、様々な条件が重なって生まれる。熱意、環境、タイミング、時流。色んな要素がひとつの流れとなり、上昇気流のように感じる。
調子がいい、ってやつですね。(それが続くに越したことはない)
ただし、青と赤を混ぜると紫になる、くらい単純な話ならそれでいいのだが、現実はもっと複雑だ。「あの時はコレとコレでうまくいったから、今回も」。なかなかそういうわけにはいかないことが多い。
独自のスタイルという落とし穴
格闘技でもそうだが、「ただ強い」よりも、「スタイルを持っている」方が魅力的に見える。一方で、独自のスタイルは、ある程度いった時の足枷にもなり得る。
人並外れた才能を持っているにも関わらず、自分のスタイルというものに固執してしまったがために、伸び悩むパターンも少なくない。かつての成功体験が、自分の殻を破る妨げになってしまうということ。
「今までこれでやってきた」「これまでこれで上手くいった」――その経験と感覚は武器だ。でも、次の山を越えるとき、その武器が通じるとは限らない。
スタイルは“にじみ出るもの”
もうひとつ、見誤ってしまうのは「独自のスタイル」を目指すこと自体だ。
僕は、スタイルというのは「目指す」ものではなく、「にじみ出る」ものだと考えている。我流があるならばなおさら。基礎を固めることでそれが活きたりもする。
型を学ぶことで、自分らしさが消えるのではないか?そう心配するくらいのものなら、それはもはや自分らしさではないと思ったほうがいいと思う。教科書通りやったって、人の真似をしようとしたって、どうしても滲み出るもの。それが個性だと思うから。
自分の中で突き詰めれば突き詰めるほど、分かってくる。どうしたって人と同じにはならない。
「シャウエッセンみたいなの作れないの?」ソーセージを作り始めた頃によく言われたことだ。
僕は僕なりにシャウエッセンを分解したりして研究した。自分なりにシャウエッセンを作ろうとしたのだ。その結果生まれたものは?ご存知今のあのソーセージ達だ。笑
話を戻そう。間違った成功体験とは?
例えば練習もロクにせず試合に出て勝ったとしよう。「練習しなくても俺は勝てるんだな。」これは明らかに間違った認識だ。
これくらい間違っていれば分かりやすいが、さっきも言った通り現実はもっと複雑だ。色んな要素が絡み合っているから。一言で言えば再現性があるかどうか、になるが、正しいか間違っているか確かめるために必要なことがある。
それは舞台に立つこと、それも頻繁に。
1回の成功体験をもとに、次の勝負に出る。それは間違っていない。だけど、少ない手数だと精度が悪く、時間を空けると手遅れになる。
舞台に立つことで自分の至らなさを知る。
1回目は「まあ、たまたまかな」で済む。でも、2回3回とうまくいかなければ、否応なしに自分の取り組み自体を見直さなければならない。小さな勝負を重ねて、自分の感覚と現実のズレをその都度修正する感じ。
厳しくとも、僕は舞台に上がることで競争に晒され続けたいなと。
というわけで明日は、お店を任せて僕は一旦お休み。始発の新幹線に乗って、アジア選手権に行ってきます。笑
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