言葉だけじゃない「働き方改革」を考えよう。吉宗農園さん前編。

どうも鹿さんです。

今日は朝から世羅の「吉宗農園」さん
行ってきました。

そもそものきっかけはこちらのTweetで、

まあ、これに吉宗農園さんがリプしてくれて
それに対して少し意見をやり取りして。

せっかくなので会って
この件で対談しましょう、と申し込んだわけです。

で、何を話したかったかというと

「捕獲獣を燃料にするのは如何なものか」とか

「この施設に3900万かけるのは税金の使い方として正しいのか」

そういったことは

僕個人的にそこまで深堀りしたいほど興味はなく
(取り上げといてなんですが笑)

そんなことを吉宗さんと話したところで、って感じ。


そのへんのことは市民団体とか
そういうの好きな人に任せましょう(笑)

で、本題はなにかというと

ドットコミュとして仕入れているジビエ肉はほぼ、
農業被害対策の有害鳥獣駆除として捕獲された
猪鹿肉を仕入れるわけです

いま全国的にもジビエの有効活用を進めていて
各地に食肉処理場が建てられているわけですが

「実際どのくらい農業被害への効果があるのか」

ってこともさておき
(どんだけさておくのよ)

そもそもの話ですよ、

有害駆除をバンバン進めるその一方で
守るべき農家が高齢化で地方から大部分いなくなるんじゃないの?

って僕は思っているわけ。

農業被害よりそっちのほうが本質じゃない?

そのへんの実際を農家である吉宗さんと話してみたいな。と

ってことも建前で。

(すいません!笑)

まあぶっちゃけ
これを理由に会いに行きたいな、って

思っただけなんですよ。笑

前日まで東京だったヒロトさんをお誘いして
(お疲れさまです笑)

行ってきました世羅町、吉宗農園。

最低気温-9℃ってことで
わざわざスタッドレス履き替えて行きましたよ。
ひぃー

で、いつもの冷蔵車で1時間半
着きました初めまして。笑

こちら吉宗信彦さん。

挨拶もそこそこに畑を案内してくれて。

で、結論から言うと
畑作りがめちゃオモロイ。

例えばこちらの足元の黒いシート。

収穫したあとの畑にまるまる被せておくと
日光と酸素があたらないので余計な雑草が全部朽ちるんだって。
(黒いシートなので温度的にも。)

そのあとに
廃菌床(隣町のきのこ工場で出る廃棄される菌床)を撒いて

少し掘って、

あとは種をまく。作物できる。収穫。以上。

これだと草刈りが要らないでしょ、って

要するに

そもそもこの作業要る?

この機械要る?って

農業だったら当たり前だと思われる工程をそもそも根底から見つめ直し
限りなく仕事は減らす。不要な道具も減らす。

ほとんど露地栽培でハウスも建てない、

普通だったら
トラクター買って、耕して。

そしたら燃料も肥料も除草剤も
借入金の返済も必要で。

農業をするためにお金をかけてしまうと
支払いのために窮屈になる、

労働的にも、思考的にも。

小さくシンプルにやっている分、
小回りも効くし、機動力が高い、

限りなくシンプルを目指した結果
生き方やマインドセットがとても自然体で、

そして育つ作物はクオリティ高し。

小さな農民が経済的に時間的に
ある程度余裕を生み出すことができれば

楽しい未来を作ることができると、

農家は
人々を健康にして喜びを増やし
稼いで楽しみまた創造する、

とてもやりがいのある仕事だと。

吉宗さんのやり方なんかは
聞きに来る同業のかたがいたら
全部教えるし、なんならパクってほしいらしい。

もうね、最初の話したかったこと、

「守るべき農家が高齢化で地方から大部分いなくなるんじゃないの?」

そんなの秒でぶっ飛んだね。笑

結局やり方、取り組み方次第。

農家おもしろい。笑

で、話はまだまだあるんですが
前振りからだいぶ長くなってしまったので


具体的な吉宗式農業、オリジナル農具、
そもそもみんなの仕事の捉え方どうなのよ、って話は
後編に続きます、

(これとか吉宗オリジナル農具)

後編できるだけ早めに書きます汗

忘れないうちに書かないと。笑