言葉だけじゃない「働き方改革」を考えよう。吉宗農園さん後編。

色々あって間が空いてしまいましたが
吉宗農園後半!

ってなわけで
どうも

鹿さんです

大規模な農業機械は必要ない、

そうは言っても
種を蒔く前、この黄色いやつで
(名前わからない笑 吉宗農園オリジナル。
販売もしてるらしい)

刺して。少し掘る、森のようにふかふかに

そして耕運機の代わりに、こちら。
(こちらも吉宗オリジナル。自分のマシンを語るときの吉宗さんは生き生きとしている。)

黒シートで雑草が生えにくい土壌になっている上に、キノコの廃菌床を撒いて
地表がいい状態に仕上がっているので
それはできるだけ壊さず。

そこまで掘り返す必要はないと。

むしろトラクターで耕すより粒子が荒いので水捌けがよいらしい。

メンテナンスが極力要らないよう
チェーンではなくベルト駆動。スイッチのオンオフは自転車のグリップ。

壊れたときのために使っているのはシンプルな部品のみ。原動力はマキタ。

曰く自転車のサドルが調整できるくらいのひとなら誰でも扱えると。

素晴らしい。

毎日こんなにぐるんぐるんしてる僕があほみたいだ。

うちも導入しよう。

収穫したハーブは
露地栽培なのでどうしても泥はねや砂利が付いている。
それらを綺麗にしないといけない。

そのための自作の設備がこちら。
またしてもマキタ!笑

水を溜めて電源を入れるとまるでジャグジーに。
柔らかいあたりで洗ってくれる。

砂利や土は重い。草は浮く。

その後もう1段階の洗いを経て、脱水へ。

なんだかDIYおじさんの紹介みたいになっているが、
(実際それもあるんだろう笑)

言いたいところはそこじゃない

先に書いたようにトラクターも大掛かりなハウスも不要、
小さく始めている分、自由度が高い。

そしていかに手間を省き
労働時間を短縮するか。

短縮できるところを短縮すれば
その分本当に時間をかけたいところに
時間をかけられる。

それで生まれたものが
クオリティが高ければ万事よし。

ところで、話をしていて
ここまでに圧倒的試行錯誤をしてきたんだろう、ってのが
語らずとも滲み出る、

「最初大変じゃなかったですか?」

聞いてみると

大変と思わないくらい

目の前のことが楽しかった

らしい。

マシンひとつかかるだけで
いちいちテンションが上がってたって。笑

努力は夢中には勝てないってやつですね。

吉宗さんのノウハウは
知りたい人がいれば全て教えるし

(どうぞ持ってってくれと。
農家が増えたほうが農業盛り上がるとのこと)

オリジナル農機具は極めて軽装備で、
誰でも扱えるようにしてある。

そして使っている種、
大部分は特別なものでなく
普通に買えるものを使ってる、

ってのがまたおもしろい。

(これは強みでもあり弱みでもあると語っていた。)

やり方は教えるし、
農機具は吉宗さんら同じもの買えるし
種も同じ種会社教えるから買える。

じゃ吉宗農園のオリジナリティてなんだ?

誰にも手に入らない種から
誰にも真似できない農法で

作っているってのも価値があることだと思うけど

誰でも手に入る種から
誰でも真似できる農法だけど

作っている作物は実に吉宗さんらしい、

ってのもその人だけができる付加価値だなあと。

「なにそれ聞いたことない」
ってメニューで
写真映え、話題をさらうことに振り回されてしまうよりも、

どこにでもあるもので作った
「普通のオムライス」が
「特別美味しい」ってのも

その人の技術が生み出す価値だよねと。

今さら普通のホットドッグ出してもしょうがないっしょ、って
黒ドック売り出した僕が言うのもなんなんですけど!!

まあ話まとまんなくて
収集つかないので強引にまとめます。おすおす。

今ってSNSでみんな繋がっちゃって
ぜんぶ可視化ちゃったから

ついつい人と比べちゃうんだけど

それじゃあ永遠に誰かに振り回されて人生終わるから。

自分がドキドキするほうにオールインでいいんじゃないの。

だいたい誰でも始めはそうじゃないですか


下手なのに、それ儲からんのに
やってることにドキドキしていること、ってのが

その人らしいというか。笑

この日はそんな話もしまして。

吉宗さんはね、Twitterの文面から想像する通りの
おもしろい人でした。

会いに行ってよかった。

ちなみに最後の別れ際、
この農機具畑オタク(吉宗さん)

私こと腸詰めオタク

全くの同い年ということが判明。笑

こういう時に、ソーセージの手みやげひとつ持たずに行ってしまう僕なので
吉宗くんまた夏にでもバーベキューしましょう笑

あと
この記事最後まで読んでくれたみなさんもありがとう!笑

それではまた!!