メルマガ vol.35「最もフィジカルで、最もプリミティブで」

【最もフィジカルで、最もプリミティブで】

時は西暦2024年。バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2の未来である2015年を過ぎ去り、AKIRAの2019年も置き去りにした2024年です。福井の高校生だった頃、ぼんやりと夢想していた近未来に今の僕は生活しているわけです。

今後大半の仕事は「95%は自動、5%は手動」な世界になっていくと言われています。そうなると人間は要らなくなるのか、という議論が必ずついてきますね。まあ実際のところはさておき

「どんな時代でも、どんな業界でも、時代の変化に対応できなければ淘汰される」これは間違いないと思います。

 

これはAIに関わらず、人類史上何度も繰り返されてきた話のはず。産業革命が起こって手仕事が減っていったり、トラクターが登場して農夫が必要なくなったり。江戸時代の参勤交代の絵とかを今見てみてください。凄いたくさん人がいる!でも今ならトラック一台っす。笑 歴史を振り返ると笑っちゃうような話でも、時代の当事者からすると大問題というか。

過ぎ去ってみるとアッサリしたもので「昔は駅の改札に人がいてさ、手で切符切ってたんだよ」とか。ほんの少し前の話なんですけどね。「自動車って昔は人が運転してたんだよ」そう言われる日も遠くないでしょう。世の中、これもまた万物は流転。

 

どんな時代でも、どんな業界でも、時代の変化に対応できなければ淘汰される。同じように、どんな時代でも、人の暮らしがある以上、全てのビジネスチャンスが無くなるわけじゃない。無くなっていく仕事もあれば、新しく生まれる仕事もある。

これもまた、地球史上何度も繰り返されてきた「ここが駄目なら次の餌場を探す」という基本的な生存行動なんですよね。ではそのために必要なものはなにかって、あっちに行くと良さそうだ、という「嗅覚」とそこまで行き着くまでの「体力」そのもの。最もフィジカルで、最もプリミティブで、そして最もフロンティアな部分。

 

まあ、どの時代も当事者はいつだって必死ですよ。願わくば、その必死で本気な自分ごと楽しめると、いいんですけどね。