「トランプ関税の影響はどうだ?」
先日帰省した際、実家の父にそう聞かれました。
ソーセージをアメリカに輸出してるわけでもなく、USビーフを仕入れているわけでもないので、直接的な話はない。ただ、アメリカ産が高くなると、当然「代わりに国産のものを」という代替需要が起こります。今後じわじわと、原材料価格は上がっていく可能性がありますね。あとは飼料や包装資材など、間接的に関わってきそうなものも。
今まではこうだったのに、というのが通用しなくなることを覚悟しなければいけません。
そう、つい先日も
「イカの不漁で、イカスミが入りません。」
いつもの仕入れ先にそう言われて。
ええー、困ったなあ。どうするか考えないと。
(まあそれはそれでしょうがないとして、一つ言わせてもらおう。1週間前には発注してるんだから、納品の当日にそれ言ってくるのはやめて頂きたい。)
肉生地を黒くするのに、文字通り東奔西走しました。量が量ですからね。一般売りしてるようなイカスミ集めたところで、ちょっとやそっとじゃ全然足りない。
スタッフからは「今回はボツにして、この生地を9円ソーセージに回せばいいじゃないですか?」という声も。馬鹿野郎、こんな中途半端な灰色みたいなソーセージを9円で売ったらますます怪しいじゃないか。笑
A:中途半端なグレーのまま販売する
B:今回の製造ロットはボツにする
この2択?うーん。いや、こういう時こそAでもBでもない、ウルトラCを捻り出せるかどうか。それが本当の粘りじゃないかと僕は思う。
ものづくりの人間として、合格点を下げることはいくらでも出来るんでね。ただし、その場しのぎで下げたクオリティは、後の信用をじわじわと削っていく。
そもそもイカスミだって、少し待って復活するのならば、今回の製造だけは見送ってもいいかもしれない。でも、半年1年待っても回復しない可能性だってある。
今後も見据えた上で、ここでレシピを変更しよう。
もし最近製造ロットのイカスミソーセージを見かけたら、黒くするために鹿さん東奔西走したんだなあと思ってあげてください。
でも、ふと思うことがあります。
ジビエだって、肉だって、いつまでも手に入るものか?今でこそ有害鳥獣駆除として獲られていますが、もし数が減ってきたら?保護の対象として猪鹿を守るべきだ、という時代が来るかもしれない。
そもそも、畑を守るための有害鳥獣駆除ですよね。その山や畑に携わる人たちが、未来も変わらずそこにいるのだろうか。
今ある当たり前は、明日にはなくなっているかもしれない。不安を煽ってるわけではないですよ。ただ、想定はしておかないと。誰が守ってくれるわけでもないですから。
こんなの間違ってる、と嘆く前に
自分自身が適応していかなければ。
世界はそんなに快適ではないと、僕は考える。
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