メルマガ vol.39「80点でも良しとする考え」

新しい取り組みでは、すべてを完璧に仕上げるのは難しい。特に、初めての環境や全体の流れの中では、思い通りに進まないことが多いもの。

そんなとき「80点で良しとして、20%は諦める」という考え方。全てを気にしすぎて何も出来ないこと、そういったことはよく見受けられますから。8割出来れば充分。残りの2割は諦める。

 

先日の天王洲キャナルフェスでも、お客さんが同時に左右から両側から並んでしまい、ということがありました。その日の夜、スタッフ間で「どうすれば良かったのか」という議論になり。「注文はこちらから」と大きな看板を掲げる?などなど。色々案が出てきましたが、最終的には「レアケースとして諦めよう」と。

ちょうど列が無くなり、1名だけのお客さんを対応中、同時に両側からお客さんが来て左右に並んでしまう。色んな出店をしていく中で、そんなこと何度も起こることか?と。正直言うと、大した問題じゃないんですよ。車の合流で一台前に入れるかどうかくらいどうでもいい。

全てを伝えようとして細かな説明や注意書きを張り巡らせた結果、お店全体が「何を伝えたいのか分からない」状態になってしまうケースはよくある。そもそも、全てを伝えようとしてもどうせ全ては伝わらないですし。何にフォーカスするのか、それが一番大切。

 

政治家の不倫も一緒。失言があったかどうかも一緒。それが大切かどうか。

ハンカチ・ティッシュ持ったか、時間割したか、宿題したかどうかも一緒。大した問題、か?親と子の関係において。大切なのは"何かあったときに助けられるかどうか"だけだと思っているので。

 

全体をざっくりと捉え、力を発揮できればそれで良い。頭と尻尾はくれてやれ。抑えるべき大局を見誤らないこと。力を発揮すべきポイントに集中できれば、それでいい。