広島の巻き狩りのメッカ、豊栄。前編



昨日は久しぶりの巻き狩りに参加してきました

鹿山(中山)です





健太郎さんと頻繁に会ってたり、鹿を捌きにはしょっちゅう通ってるので、行った気になってました(笑)
正確に振り返ると結構ひさびさ。




ところでそもそも巻き狩りってなに?
ってとこから始まるんですが。


簡単に言えば、山に犬を放って獲物を追わせて追い出し、山を囲った撃ち手が通り道に待ち伏せ、撃って仕留めることです




猪鹿は夜行性のため昼間見つけようと思って山に入ってもなかなか出会えない
鹿はまあ結構その辺出歩いてたりしますが、猪は特に警戒心が強く昼間人前に出てきたりしません



夜撃てれば話は早いんですが
(有害鳥獣駆除を請け負う事業者として、許可を得れば夜撃ち可能になるとか。自治体によっては、ですが)



基本的には普通の狩猟は日が出ているうちしか出来ないので、日中で4つ足(猪鹿)を撃つために複数人で巻き狩りを行います





山を待ちと呼ばれる射手(撃ち手)が囲み、山の中を勢子と呼ばれる犬を連れた人間が入る。もしくは犬を放す

犬には無線機とGPSを付けており
犬が吠える=獲物を起こし、追う→スタート




野生の動物は山の中をめちゃくちゃに走っているわけではなく、走るルートはあらかた決まっている。ようするにけもの道と言われるところ


勢子はGPSで犬の位置を確認しながら、待ちの人間に「どこどこで待て」と無線で指示を出す


山を囲っている射手はその獣道の中から通りそうなところにジッとして待つ


犬に追われて慌てているとはいえ、待ちの人間が動くと獲物に気づかれてしまい逃げるルートを変えて出てこない




待ちをするうえで
最初に健太郎さんに習ったのは、

「森と同化すること」
「動かしていいのは目玉だけ」






そして獲物が走ってきたら、撃つ





そういえばこれも習ったことだな。







「見たら撃て」






豊栄での巻き狩りのことを書こうと思ったけど、巻き狩りの説明だけで長くなってしまったので(笑)

次回に続きます。






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