僕らがはじめて出会って仕留めた鴨。
キンクロハジロ(海鴨)という鴨。鴨には陸鴨と海鴨の2種類おりマガモやカルガモといういわゆるメジャーな美味しい鴨は陸鴨です。ちなみにキンクロハジロは美味しくないやつね 笑
この美味しくないかもを二人で仕留めて回収してきゃっきゃきゃっきゃ喜んだけどね。。
今年も猟期まであと少し。僕らは今年で猟師3年目。写真の後輩鹿山先生は去年鴨を1人で100オーバーとっ捕まえとるわけで、鴨業界では広島に鹿山ありと恐れられています。
鴨.TVでも今年の注目ハンターに選ばれております。
先輩猟師でよくとってる人でも50匹位なもんですよ。
そんな僕らが思う鴨と出会い仕留め、食べる為に知るべきことを3つ上げときましょう。
・まずは鴨と出会う
猟をはじめてまず悩むことはなかなか鴨に出会えないんです。鴨は池、川にいるわけですがほんとなかなかいない。そして猟区域をみて撃っていい池、ダメな池も確認しないといけない。
猟解禁日から初めの1か月はとにかく鴨がついてる池(そもそも中々そんな池がない)には沢山ついてるからいいんですが猟後半になると数匹、しかもつがい(夫婦ね)でいるんです。
だから猟後半はつがいだから最初飛んだ獲物は自分が撃つとか役割を決めて撃ってましたよ。とにかく1年目は池の場所と川の場所を徹底的に頭に入れていきました。
僕らは得意の機動力で広島の池、川全部まわったね。多分。
ということで狩猟免許取り立ての人はまずは撃てる池、川、そして鴨がついてる池、川をとにかくグーグルマップを手に探しまくりましょう。
広島狩猟者の皆さん、サービスね。
・ 撃つのは簡単。そのあとの回収が大変
これが一番鴨猟で大変なことかな。
池で打つ場合は仕留めても池に浮いております。それをラジコンのボートか釣り竿にハリスがたくさんついた仕掛けで鴨をひっかけるわけです。
(僕らは釣り竿派)これがね。。木が生えまくって草が生い茂って針が木とかに引っかかるわけですよ。そして仕掛けが切れたらさぁ大変。どうすんだよと。
こうすんだよ。
真冬の体感気温氷点下の中先輩が撃った鴨の為にうちのエース鹿山さんが飛び込んでくれましたよ。笑
飛び込んでくるれる後輩がもれなくいない人は、仕掛けが切れた時のために予備は必ず準備しときましょうね。僕らはこれ2個目だったので3つは必須。
・ 料理界の巨匠や本から美味しい食べ方を調べ上げる
最後の仕上げですね。大量消費、大量生産のこの時代に大自然で育った本物の肉。
これを運よく広島料理界の巨匠たちに知り合いがいますので血の抜き方、さばき方、美味しい食べ方を伝授してもらうわけです。
もちろん本もあらゆるジビエの本を買いあさっては勉強し友人たちに振る舞い楽しんでもらう。
マガモの鴨鍋です。ほっぺた落ちまくりやで~。
この3つをPDCAで回すんじゃなく修斗(僕らがやってた総合格闘技)で言うと打投極を回転させるんです。笑
すると3年目にしてすでに7,8年の風格がでますから。
やっぱり自分が仕留めた獲物を食べるっていうところが猟の醍醐味じゃないかな。
さぁ猟解禁日まであと10日。来週はまた東京オリンピック出場と鴨の命中率を上げるため射撃場へ。
それでは