ソーセージの王道、後編。

前回の続きね、


商品づくりについて核となるのは
「商品を誰に向けて作るのか。」

何歳くらいで?男性?女性?
自分のやっていること、誰に対してやっているのか、メインターゲットを事細かにイメージ出来る?

若い子に向けて作るのか、年齢層高めの人たちに向けて作るのか。独身男性なのか、家族で食べるのか。

それをペルソナ(顧客像)と呼ぶそうなのですが
そこが明確でないのに「ただただ美味しいものを作れる」って理由で始めていくと

価格帯は?内容量は?パッケージは?営業時間は?
戦略も何も立てれぬまま、手を変え品を変え、徐々に迷走していくわけです


と、一般的には言われております。


ドットコミュはその真逆、
自分たちの顧客像ってやつを全く明確でないままやっておりまして(というか明確にしようとしても出来なかったんだよね。)


最初に書きましたモノづくりについて核となる
「商品を誰に向けて作るのか。」


基準は簡単、
自分たちが絶対的に良いと思うもの、
自分たちが食べたいと思うもの、を作る。


広島で獲れた天然のジビエ肉で
添加物や保存料や余計なものは使いたくない、
だってそんなもの食べたくないもの。
当然おいしさを求めるから広島産もち豚の脂を入れる、ストイックすぎて楽しくないもの作ってもしょうがないし

そしておいしいだけじゃない何かを感じさせる。食べたらみなぎるソーセージ。


「誰かに喜んでもらうために商売をして
その対価として報酬をいただく」

それはもちろん当たり前の事として

良し悪しのものさしを誰かに委ねちゃうことはどうかなと。
あの人が良いと言ったから、良い?
あの人がだめだと言ったから、だめ?


これはおいしいおいしくないの話に関わらず
誰か立派な人、権威的な人、が良いと言ったからこれは良いのだ、

これは簡単なことだけど、思考としては怠慢でもあり


ではその根拠となった人が意見を翻しちゃったら?一気に迷える子羊ちゃん。いってらしゃい!


おいしいと感じるかどうかは食べた人が決めることだし、こちらが出来ることは、作ることに対してベストを尽くすことだけ。


(ちなみにちょっと話違いますが脱線させていいですか。
よくあるじゃないですか、プロポーズするときなんかに。幸せにするよ、なんちゃって。幸せかどうかは本人が感じることであって、人の人生にテメー出しゃばってんじゃねえ!って。思うよ俺は。)


勝敗をジャッジに委ねるな。
良し悪しのものさしを他人に委ねるな。

「商品を誰に向けて作るのか。」
その顧客像を決めず

自分たちが絶対的に良いと思うもの、
自分たちが食べたいと思うもの、を作る。

ドットコミュはそれを貫いてきたからこそ、ようやく少しずつオリジナリティみたいなもんが滲み出てきたとも言えるし
それを貫いて顧客像を未だに設定していないからこそ、知名度先行ばかりで未だにこの辺止まりとも言える。笑


つまるところ要するにこういうこと、

俺は上に書いてきたような気持ちでソーセージを作ってるから!
良いと思った人は買ってくれ!笑

ありがとうございます。
まあ、こんなとこですかね。

というか前回の「こんなモノを作りたい」、
という自分というものをいかに作っていくか。自分の輪郭を如何にくっきりさせていくか。

そのへんの具体的な話も書きたかったんですが。
思いをぶちまけてるうちに今回も長文になってしまいまして

すいません、次で書きます。次こそは。
最終回に続きます。