ソーセージの王道。

カッコヨサは自分で発明するもんだ
誰かのマネじゃ いみがない

これ最近大好きな三代目魚武濱田成夫
詩集ZKより。
(ちなみにZKとは「ぜったいかっこええ」の略らしい)

僕は誰かのマネをしちゃいけない、とは思わないし
なんなら最初はマネしなきゃ始められない。
というかそれはみんなそうだろうと。

ただ、誰かと同じことをしてみたところで
自分っぽくなってしまう、それがその人が持つ紛れもない個性ってやつで

ジビエソーセージっていう狭いカテゴリが故に、それだけで広げれるだけ広げてきたこともあって

それらのイメージがよほど強いのか
お店にせよ飲食店にせよ、商売をやっていく上で
「個性的な商品を、誰もやっていない唯一無二の一品を、作りたい、作らないと」
こんな相談をされることがよくあるんだけど

ここなら誰もライバルがいない、
って市場に乗り出していって
ライバルも居ないが
それを好きなお客もいない

唯一無二の、誰も聞いたことのない
オリジナルの一品が故に
誰が聞いてもパッとイメージできない、

ってのは陥りがちな罠で

何々を使った何々です
どこどこの郷土料理の何々です、

どっちも分かんないと、
ハテナが2つ以上つくと、
だいたい人は理解できない。
(あくまで大部分の人の話ね。)

ある程度の部分は定番でないと、パッと理解できない。それがドットコミュでいうとソーセージなわけなんだけど

ソーセージなんて紀元前からあるもんで、腸に詰めたらソーセージよ。似たような商品なんてそこら中出回ってる。ビジュアルなんてそうそう変わらない。何せ究極言えばどれも腸に詰めただけでソーセージ!さてどこで差をつけるんだ!


ちなみにマツコの知らない世界でも紹介されたイカスミ&マカソーセージ、オールブラックス。

こちらもインパクトが強いもんだからブラックなソーセージが出てくると真似されたね、なんて言ってもらえて非常に光栄なんですが、真似されたもなにもソーセージは何千年も前からずっとあるもの、っていうのが僕の認識。

なので自分のソーセージの作り方はちょくちょく公開してるし、今後も公開していくつもりで

どこどこの誰かがドットコミュのソーセージレシピを真似て作ってみてくれたら、それはこちらからすると嬉しいことだし

真似されたところでZMな自信もある。
(あ、ZMってのは「ぜってえ負けねえ」の略ね。)


逆に誰かのレシピ通り僕が作ってみたところでそれは同じにはならない。同じ画材、同じものを見て同じように描いてみたところで同じような絵にはならないと一緒で

自分というフィルターというか土壌というか
そこを通したものだから。

だから「こんなモノを作りたい」、
という自分というものをいかに作っていくか。自分の輪郭を如何にくっきりさせていくか。

さあここですよ。この辺が
今回のテーマに近づいてきましたねっと。

前置きが長くなりましたが
ここからが本題。

長くなりましたので
後編に続きます。笑