ソーセージクリエイター誕生前夜。

最近になって色んな場面で

「どうしてソーセージなんですか?」

と聞かれるようになったので改めて、
ソーセージに至った経緯を簡単にまとめてみようと思います

どうも鹿です


元々ドットコミュは2016年4月にジビエ肉の食肉処理場としてスタート


その頃はまだイベント出店用にごくたまにソーセージを作るくらいで、飲食店への生肉の卸売が売上の大部分を占めており。

開業から初めての年明け、2017年を迎え
それまでは年末の飲食店需要もあって売上は伸びてきたかのように見えたけれども、年始に入って全然注文が入ってこない。飲食業界、年始は冷え込むとは聞いたことがあったが。こういうことかと。


肉はあるが売り先がない。
時間はある。仕事がない。

月々の売上額と、月々の返済額を引き算すれば誰だって分かる。この状態では4月には潰れると。

緊急事態である。

そう、今でこそ「緊急事態宣言」てのが一般的になったわけだが。

昨年コロナ騒動が始まってからも、僕は一貫してやるべきことは変わらないし、マインドセットも今まで通りだと。言い続けているのには、理由はなんの事はない、ドットコミュは開業して以来、ある意味ずっと緊急事態宣言だったからである。笑


さてそこで2017年1月5日、
宣言するように投稿したのがこちら、


1日1ソーセージ運動。
とにかく1日1個なにかソーセージを作るのだ。

だって作ってみるのに肉は沢山あるわけで。
作る時間も十分にある。
だって売り先と仕事が無いから。笑

その後2月3月4月はご縁あって広島三越に催事出店できたり、追加で銀行から運転資金を借入できたり、なんとか生き延びて迎えた5月。


愛知でのイベント出店から帰ってくると、一通の郵便が届いている。


「未来を担う若手料理人として貴方が推薦されました」

関西弁でいうとなんでやねーん、
標準語で言えばそんな馬鹿なと思うでしょう。
だけど推薦されたんだもの。ぼく知らんがな。

1日1ソーセージを続けていた男は満を持して、自分がやってきたことをぶつけることできる。ここでそう意気込んで一次審査に送ったのが、そう

ソーセージである(そらそうだ)

そしてこの年の審査テーマは「糖」
この大会に向けて急ピッチで練り上げたソーセージとコンセプト。

2017年5月29日付けで
それらをまとめたメモ書きが残っていたのでお見せしよう。


いやはや言葉の意味は分からんが
とにかくすごい気合入ってそうな奴が送ってきた感じはする。

さてさてとにかくすごい気合の入った内容で送ってみたこの書類審査。吉と出るか大吉と出るか。

そしてその2ヶ月後、突如として「新進気鋭のソーセージクリエイター」とが誕生したキッカケとは。

だいぶ端折って駆け足で書いてきたつもりですが、少し長くなってしまいました
今回はこの辺りで。後編に続きます。