メルマガ vol.18 「ワタクシが新卒で入社した会社」「食品添加物は悪なのか問題」

近況報告

あっという間に過ぎ去った11月前半、出店や遠征が続きまして。なんにせよ呼ばれるうちが華、有り難いお話です!その辺りザッと振り返って。

 

1週目は青山ファーマーズマーケットに。team HOTDOGGYのお手伝いとして参加。というより顔出してほしい的な話だと思って承諾してみたら、しっかりお手伝いに組み込まれていた次第で。笑

HOTDOGGYはまだ実店舗ありませんが、2024年1月中旬にはキッチンカーとして南青山COMMUNE跡地にオープンするとのこと。ドットコミュからはオリジナルソーセージを作って提供する予定。ぜひ今後の活動をチェックしてみてください!https://instagram.com/hotdoggytokyo?igshid=MmVlMjlkMTBhMg==

 

 

2週目にはソーセージ作り体験会を、株式会社モルテンにて。実は2007年新卒でワタクシが入社した最初で最後の就職先でもあります。バスケ、サッカー、バレーボール、各地で公式球に採用され大きな大会でもよく見かけるあのロゴ。そう、言わずと知れたボールのモルテン。

元々はJR横川駅前にあったのですが、約一年前に本社兼テクニカルセンターとして観音新町へ移転。その際にデザインを手掛けたのが谷尻誠さん率いるSUPPOSE DESIGN OFFICE。その打合せの中で「元モルテンの人で、格闘家で、ソーセージやってる人がいる」という話がSUPPOSEの人から出たらしい。そしてその場にいたのが現社長である民秋清史さん。実は僕と民秋清史さんは入社時期が同じだったりして、入社研修も一緒に受けていたり。当日はその入社研修以来の再会が出来ました。さらに当時所属していた事業本部長ともお会いできて。皆さん変わらずお元気そうで、嬉しかったなあ。

 

そして移転リニューアル後のオフィスは素晴らしいの一言でした!「ここで働きたい!」と思いましたね。打合せで訪問した際に全体を案内してもらって。お前辞めた側じゃないか!と言われましたが笑https://www.molten.co.jp/thebox/

格闘家になるので辞めます、と退職してから早15年。格闘技→狩猟→ジビエ→ソーセージ屋と、巡り巡ってこのような形で再びモルテンに戻ってくる日が来るとは全くもって想像していませんでした。どんなジャンルであれ、何かしら頑張っているとまたこうして交れたりするのだなあと、感慨もひとしおで。。

 

 

3週目の先週は凪待ちのエチエに出店。こちらは広島県竹原市「たけはら町並み保存地区」を舞台に、去年から始まったイベント。街全体をゆっくり楽しめるマルシェ。なにが素晴らしいって、皆さんゆーっくり歩いて巡ってるんですよね。歴史と文化が折り重なった街並みを。せかせかしてない。ゆーったりとした時間。ホットドック作ってた僕らは鬼のようにせかせかしてましたが。笑 

さてそんなこんなでひとつずつこなしていましたら、もう目の前には12月が見えてきました。引き続き、置かれた場所で出来ることを、出来るだけやってみようと思います!

 

 

鹿コラム

【食品添加物は悪なのか問題】

少し前にニュースになりました、無添加マフィン食中毒の件。まあこの個別事案がどうのこうのは別にして。今回はこの機会に僕の考えをまとめてお伝えしたいなと。

 

僕個人的には、絶対無添加じゃないといけない、とは思ってないんですね。これは昔からのスタンスですが。必要ならば入れる判断もあることだと思ってます。水道水だって塩素殺菌しているからこそ日本各地の家庭に供給できるわけで、安全とはどの視点で見るか、どの規模で話すかで全く変わってきますから。

基本ドットコミュのソーセージは食品添加物を使わずに作ってますが、別に無添加を一番のウリにしてるわけでも無いですし。僕は僕の作りたいものがあって、その過程で"使わなくても作れるから使わない"ってだけのシンプルな話でもあり。

 

「僕は僕の作りたいものがある」ってじゃそれは一体何なんだ、という話はちょっと置いといて、

 

まあでも、何かものづくりしてる人間としては、喜んでほしい、って気持ちはあると思います、大なり小なり。個人店の手作りだろうが工場で大量生産される食品だろうが。無添加で自然なものを食べてほしい、って気持ちもあれば、この内容量で出来るだけ安価に提供したい、とか、全国配送に耐えうるものを、ヒット商品を開発して会社に貢献したい、って気持ちも含めて。各々が何かの方向性で動いている。

でもやっぱりインチキしたような食べ物は嫌ですけどね。粗悪な材料でかさ増しして、見た目や商品としての名前は一緒なのに、これもはや何食ってんのか分かんねえ、って原材料で構成されてるものもありますし。

だからといって見た目と舌だけだと分からなかったりもします。粗悪というのなら分かりますよね?一口大に切って食べ比べて、どっちがどっちですか?ってやっても分かんないこと結構あると思う。

でも身体の反応って違うんですよね。頭は賢いから騙されちゃうけど、身体は素直に反応する。やっぱりエネルギーを感じる食事ってのは確実にあって。栄養成分表示を見れば数字で比較することは出来るかもしれない。だけど、それだけじゃない何かがある。おいしいって気持ちも上がるし、食べ終えたあとに身体も元気になれるもの。ああー、俺もそういうのが作りたい。

 

ああ、そうだった。僕の作りたいものって?

それです。食べて身体の底から活力を生むような。

そういった視点でね、素材はどうする?何が必要で、何が不必要?出来るだけおいしくなるように、どうすればいい?考える。その積み重ねの結果、喜んでもらえる人を増やせると、嬉しい。